道内各地で今週末から冬まつりが本番を迎える。七月の北海道洞爺湖サミットにちなんだ雪氷像が目立つのがこの冬の特徴だ。新たなまつりもあり、冬の楽しみ方がさらに多彩になりそうだが、折からの原油高騰の影響で、まつりを縮小する動きも一部で出ている。
層雲峡氷瀑(ひょうばく)まつり会場の上川管内上川町層雲峡温泉では十七日夜、照明の試験点灯が行われた。氷像群が青、緑などの光線に照らされ幻想的な姿を浮かび上がらせた。
今年、目立つのがサミットの最重要課題「環境」にちなむ作品だ。さっぽろ雪まつり大通会場には、子どもが地球を優しく抱く大雪像など環境をテーマとする雪氷像が三基登場。旭川冬まつりのメーン雪像は環境保護を訴える「環境船テラ」。もんべつ流氷まつりには、氷でできた高さ九・五メートルのサミットメーン会場「ザ・ウィンザーホテル洞爺」が出現する。
新しいイベントも登場。胆振管内厚真町では、あつま国際雪上三本引きが初めて開かれる。十人一組の二チームが号砲と共に雪原に置かれた三本の綱を引き、二本を引き込めば勝ち。企画した同町商工会は「駆け引きが醍醐味(だいごみ)。国際的なイベントに育てたい」という。
同管内白老町のバーベキューオンアイスインしらおいは、さっぽろ雪まつり期間中に合わせて初開催。往復バス代、ワカサギ釣り、温泉、食事などがセットになったお得チケット(三千五百円から)を札幌などのコンビニで販売する。
渡島管内七飯町の大沼函館雪と氷の祭典では、作家の新井満さんが大沼の別荘でつくったヒット曲「千の風になって」の歌碑のモデルを氷雪で製作。町の財政難で昨年で終わるはずだった渡島管内八雲町の八雲さむいべや祭りでは、昨年、最後のつもりで作ったという長さ日本一の百メートルの氷の滑り台が大好評で、今年も継続する。
原油高の影響を受けたのは空知の二イベント。たきかわ冬まつり(滝川市)は、雪の輸送にかかる燃料代が予想以上に膨らむと判断、雪像一基とかまくらの製作を取りやめ、滑り台一基のみに。砂川冬のフェスティバル(砂川市)は雪像からイルミネーション主体のイベントに衣替えし、燃料代高騰の影響を受けない内容とした。
(北海道新聞より引用)
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